人工乳腺法


Bust

美しくボリュームのあるバストは、女性の憧れです。

人工乳腺法では、インプラントをバストに挿入してボリュームアップを図ります。胸が小さく悩んでいる方や、さらなるバストアップをしたい方のほかにも、下垂の治療としても用いられています。授乳や加齢によってしぼんでしまったバストも、人工乳腺を入れることでハリやボリュームがよみがえります。また、左右で違う大きさのインプラントを入れることで左右差を整えることもできます。

バッグの形状

現在ではコヒーシブシリコン製のインプラントが主流ですが、そのほとんどが継ぎ目のないつるりとした形をしています。バッグの形状には大きく分けて【ラウンド型】と【アナトミカル型】があり、多くのバッグがどちらのタイプもラインナップされたものになっています。

ラウンド型とは、上下左右の方向に区別がない円形(おわん型)のバッグで、胸の全体にわたってボリュームを出すことができる形状をしています。体を起こした状態では、重力によって中のジェルが下方に偏り、自然なバストの形を形成します。また、寝そべった時も自然に横に流れていきます。乳輪部分がバストのほぼ中心に位置するように挿入でき、欧米人に比べて乳腺のハリが少なくバストが下方にたれやすい日本人に適したバックです。また、バストの下垂によってバスト上部にボリュームがなくなっている方にも適しています。

ただし、やせ形で脂肪が少なく胸板が平らに近い方に用いると、バッグが丸く浮き出て見えて不自然に見えることもありますので、その場合にはアナトミカル型を使用するか、大胸筋下に挿入するなどの治療となります。

一方アナトミカル型とは「しずく型」「涙型」「釣り鐘型」とも呼ばれ、バストの上方はボリュームが控えめで、下方のほうにボリュームのある形をしています。体を起こした状態で、重力によって下に自然に流れている形状・つんとした上向きのバストを作りやすい形状です。日本人でも、欧米人の様に乳腺が発達している方や、大幅なバストアップをしたい方、もともとバストが大きい方などに適応となります。

被膜拘縮
(カプセル拘縮・こうしゅく)とは

皮膚表面にはもともと「皮溝」「皮丘」と呼ばれる溝と盛り上がりがあり、この二つが「皮紋」と呼ばれるひし形に近い網目模様を作り出しています。

バッグの挿入部位

バッグを入れる切開部位は、ワキの下、乳房の下、乳輪周囲などがあります。

腋窩切開法

現在では傷跡が目立ちにくいワキの下の切開が主流となっています。目立たないようにワキを数センチ切開し、そこからインプラントを挿入します。この方法の場合、治療跡はワキのシワと同化して見分けがつかなくなります。バストには一切傷がつかないというメリットもあります。切開部位からインプラントの固定位置までに少し距離があり、出血が多いとして数十年前は避けられていましたが、現在では医療技術や医療機器の進化により出血量も抑えられ、現在日本におけるシリコンバッグ豊胸術の約95パーセントがこの腋下からのアプローチによって行われています(日本乳房インプラント研究会調べ、2006年)。

乳房下溝切開法

治療後のバストが非常に大きくなる場合には、乳房下での切開の方法をとる場合があります。乳房の下部分の隆起部分を切開し、そこからバッグを挿入します。この方法では、起立した状態では治療跡がバストの下(乳房下縁)部分に隠れ、正面からはほとんど見えない位置にきます。非常に大きなバストが好まれる欧米などではこの方法が良く行われていますが、仰臥位(寝転がった状態)ではうっすらと治療跡が見える場合があり、また小ぶりなバストでは立位(立った状態)でも治療跡が見える位置に来てしまうこともあります。美容外科ではこのアプローチはあまり行われていませんが、バストに直接挿入できるためインプラントの位置を正確に挿入しやすく、組織の剥離範囲も直視できるため手術が比較的容易で、傷跡の綺麗さを重視しない形成外科などでは多数行われている手法です。

乳輪切開法

乳輪の端に沿って数センチ切開する術式です。

腕を良く使うお仕事をされている方や、ワキを露出する機会が多くワキにメスを入れたくない方に適している方法です。

乳輪部分に治療跡が残りますが、もともと色素の濃い部分ですのでそれほど目立つ傷にならないというメリットがあります。

ただし、皮膚が薄く色素も少ない日本人では傷跡が白く目立つこともあるので注意が必要です。

切開部位とインプラントの固定位置が非常に近いため、組織の剥離範囲も少なく、体に負担が少ないため以前は多く行われていた方法です。

現在では技術の進歩により、ワキからのアプローチでも体への負担が少なくなったため、症例数は減ってきています。

また、小範囲の切開にとどまりますので、あまりに大きなバッグは挿入できないというデメリットもあります。

バッグを挿入する層

インプラントの挿入部位としては、乳腺下、大胸筋下の2つの方法が多く行われています。

いずれの場合も乳腺の組織を傷つけたりすることはありませんので、授乳や出産に影響はありません。

バストの感覚も、治療直後は一時的に鈍くなる可能性はありますが、時間の経過とともに通常通りに回復します。

普通体型の方には乳腺下法が、スレンダーな体系の方には大胸筋下法が適しているといわれていますが、その選択はバッグの種類・大きさ・形状や、ご本人の体型・脂肪のつき具合・皮膚の伸縮性、希望するバストの仕上がりによって複合的に判断されるもので、どちらが優れている方法と決めることはできません。

そのため、「乳腺下でしか手術を行えない」「全て大胸筋下で治療する」といったどちらか一方のみではなく、どちらの方法も行うことができ適応をきちんと判断できる医師・クリニックにご相談されることをおすすめします。

乳腺下

乳腺はバストの表面に近い部分に放射状に分布している組織です。

乳腺下法では、この乳腺が分布している部分よりも下の部位にインプラントを挿入します。

体の中の比較的浅い層に挿入することになるため、バッグの柔らかさが表面にも伝わりやすく、大胸筋下に挿入した場合に比べて柔らかい手触りになります。また、体への負担も少なくダウンタイムが短く済みます。

バッグの形状もバストの形状に反映されやすくなりますので、おわん型(つりがね型)の豊かなバストを形成しやすい方法です。

一方、スレンダーな体系でバストの脂肪があまりない方は、ラウンドバッグを浅い層に挿入するとバッグの形が浮き出ることがあるので、アナトミカル型のバッグを用いるか、大胸筋下への挿入が適しています。

大胸筋下

大胸筋は肋骨とつながった、肩や腕の筋肉を動かすことにも使われる筋肉です。

乳腺や筋膜の下で、体の深部に位置する組織です。

スレンダーな方は、大胸筋下にラウンド型のバッグを挿入することで、バスト全体が盛り上がり丘陵のようななだらかで自然な仕上がりになります。

しかし、大胸筋を剥離するため術後の痛みが比較的強くダウンタイムも長引く傾向があり、仰臥位になっても自然なバストの横流れはあまり見られません。

大胸筋の動きに伴って乳房が不自然に動くこともあるため、注意が必要となります。

また、バッグが大胸筋の下に来るためバストはやや硬めのさわり心地になります。

筋膜下法

乳腺下法、大胸筋下法のほか、あまり主流ではありませんが大胸筋膜下(乳腺と大胸筋の間にある膜の下、大胸筋の上)にバッグを挿入する方法もあります。

ただし、被膜拘縮を起こす可能性が高く、乳腺下法と比べて出血も多い傾向にあります。

筋膜下法ほどバッグのカバー力がないため、スレンダーな方へは向かない場合が多く、また筋膜には神経が集中しているため乳腺下法に比べて痛みが大きくダウンタイムも長引くので、敢えて筋膜下に挿入するメリットはないとする考え方が主流です。

豊胸の施術一覧

バストの施術一覧

豊胸・バストの料金

手術方法手術料金
生理食塩水バッグ65万円
シリコンバッグ95万円
コヒーシブシリコンバッグ95万円
アナトミカルバッグ95万円
バイオセルバッグ95万円
豊胸バッグ抜去(当院)お問合せ下さい
豊胸バッグ抜去(他院)お問合せ下さい
CMCバッグ抜去無償
脂肪注入法お問合せ下さい
ヒアルロン酸注入法(1cc)7,150円
乳房縮小術(両側)お問合せ下さい
陥没乳頭形成術(両側)30万円
乳輪縮小術(両側)30万円
乳頭縮小術(両側)20万円
乳房再建術お問合せ下さい

※すべての治療には、個人差があります。
※地域やクリニックによって、費用が異なる場合があります。詳細はお問合せ下さい。
※CMCバックの抜去のみの場合は、通常料金となります。他のバックへの入れ替えは、そのバックの通常料金のみのご請求となります。

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